たどり着いた一生モノ
私の宝物です。ウィルソンのユーフォニアムTA2900。
小型車1台分のお値段。管楽器の中では高い方ですね。
一昨年、清水の舞台から飛び降りる覚悟で買いました。検討したメーカーは、ヤマハ、ベッソン、そしてウィルソン。私の好きな演奏家が多く使っているのがウィルソン製なので、ウィルソンにしました。S.ミードとか外薗さんとかはベッソンを使っています。おふた方とも憧れの人ですが、私の吹きたい音色とは違っている感じがします。もっとしっとりと吹きたいです。YouTubeを観てこれだと思うのは、ボーマン博士、牧田有紗さん、山崎由貴さん。ウィルソンを使っています。
初めてのユーフォニアム
初めてのユーフォニアムは、ヤマハのYEP-842Sでした。ヤフオクで新品の半値ぐらいで落札したもので、大変きれいでした。
仕事上の都合で子どもに貸し出していたら、1番管の一番下を凹まされ、そのまま吹いていました。若干、チューニング管を多めに抜かないとチューニングが合わなくなりましたが、演奏上は何ら問題はありませんでした。
これは自分が悪いのですが、2番ピストンを固着させたことがあってヤマハ楽器で修理してもらいましたが、私の癖のある押さえ方で2番ピストンを押さえると時々戻りが悪くなっていました。
いやいや、楽器のせいではありません。一生懸命に練習するも思い通りにならない。上手くなるためには練習あるのみ。
そんな事は百も承知ですが、ぼーっと練習するのではなく工夫しながら試行錯誤をしていく事は大切なこと。自ずと道具にも関心は向いていきます。と言っても、うまく出来ないことを楽器のせいにしているわけではありません。
一番安い付属品
マウスピースがゴロゴロ。大きさや形を替えつつ、こんなに集めてしまいました。トランペットのマウスピースに比べると大きいので値段も、倍くらいして1万円台後半です。この箱の中にあるだけで10万円以上の投資をしたことになります。
さいわい、今ではお気に入りのマウスピースを見つけて、浮気をするつもりもありません。
マウスピース選びは、音色の違いより音のコントロールのしやすさを大切に選びました。
メーカーと値段で、何が違うのか?
正直なところベッソンは楽器屋さんで試奏したことしかありません。
ヤマハは、仕事で4モデルを吹いていて、どの価格帯も吹きやすい印象があります。値段が上がるにつれて、ピッチが安定しやすくクセも少なく演奏しやすいと感じました。その反面、安定しすぎて表現の幅が狭く思いました。もちろん吹き手の能力次第ですが。また、3社比べて一番安いのも特徴です。そして日本では一番手に入れやすく、修理も素早くしてもらえて、手頃な価格帯のものが売られています。
ウィルソンは、ピッチに癖があると聞きましたが、私には感じられませんでした。
まとめ、なぜウィルソンなのか
理由は、憧れの人がウィルソンを吹いているから。
私には、まだまだメーカーや型番ごとの音色について語るだけの経験がありません。ただ、マウスピースに我儘を言い、楽器にも我儘を言い、下手くそを道具のせいに出来ないところに自分を追い込みました。
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